bambi_RCJのブログ

ロボカップジュニア / エンジニア

JLCPCBに基板発注した話

5ヶ月くらい前に発注したロボカップ用の基板の解説をしていこうと思います。

基板はJLCPCBという会社に発注しました。なんと100mm*100mm以内なら5枚を$2で発注することができます。さらに新規登録者には$56クーポンも貰えます。正直お得すぎます。
JLCPCB公式サイト↓

jlcpcb.com

 

【基板紹介】
初めての基板設計だったのでとりあえず、
・自動配線には頼らない
・電源周り(特にGND)は太めに配線する
・通信線周りに電流がたくさん流れる配線をしない
・通信線はGNDで保護する
・配線は可能な限り短めにする
ということを意識して基板設計をしていました。

では、それぞれの基板についてざっくり書いていきます。

(メイン基板)
2列のピンソケットにメインマイコンであるNucleoF446REが刺さります。その他は赤外線センサ用、MPU6050用、ディスプレイ用にAtmega328pがそれぞれ乗っています。合計4つのマイコンがこの基板に乗っていることになります。また、裏にはフルカラーLEDのWS2812Bが2個乗っているのでロボットを中から光らせることがきます。個人的に程よい密度感で気に入っている基板です。

 

(ラインセンサ基板)
33個のフォトトランジスタ(NJL7302L-F3)を3つずつ並列に接続して合計11個のアナログ値をマイコンで読んでいます。このセンサには1つ大きな欠陥があって、LED33個を1つの抵抗で光らせています。LEDにも個体差はあるのであまり良くないみたいです。

 

(電源基板)
8.4vのバッテリーの電圧をMDに供給するのと、マイコンに5Vまで降圧させたものを供給させています。降圧用のDCDCコンバータには村田製作所の「OKL-T/6-W12N-C」を使用しました。これを採用した理由は、6Aまで流せるのと変換効率が約95%と高かったからです。
ロボットに乗っている写真で見にくいものしかなくて申し訳ないです。

 

(その他基板)
先ほど紹介したラインセンサ基板の奥にある3つです。それぞれ、モータードライバ、書き込みコネクタの取り付け、ラインセンサとマイコンの中継の役割を担っています。これらに関しては、そんなに解説することもありません。

 

次回以降の記事ではJLCPCBへの発注方法やPCBAサービス、3Dプリントサービスのことも書けたらと思っています。最後まで読んでいただきありがとうございました。